私は他人と一緒に暮らすということが今後できないと思います。過敏性腸症候群だった時、トイレによく籠ったり痛がったりするのですが、他人には良いところを見せたいとか、迷惑をかけたくないという気持ちから一人でいたいと思うのです。今は嘔吐の症状が出ていますが、あまり人様に聞かせたくない音が出るのでやはり一つ屋根の下で家族意外の誰かと共に過ごすことには大きな抵抗があります。乳がんの手術を経験した女性を含め、病気である人の中には、私と同じように結婚はできないと感じている人が多いと思います。好きな人だからこそ余計に醜態はさらしたくないもの。だから病気を理由に恋愛を諦めてしまうのです。他人に迷惑がかかるという理由で好きな人を作ろうとしない、心に壁を作るようになったのは最近のことではありません。昔からそうだったので、誰かと時間を共有するのは好きではありませんでした。学校や組織の中では楽しく過ごせたものの、それ以外では思い切り痛がれる一人の空間の方が好きなのです。